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うつくしいこども。

石田衣良の「うつくしい子ども」を読みました。
面白かった。2時間半で一気に読んでしまうほど。
本の中盤まで本のジャンルを勘違いしてました・・・。

弟が九歳の女児を絞殺。
逮捕の瞬間から、街に家族の居場所は無くなった。
でも僕はここで闘う。
弟を凶行に駆り立てた何かを探して


物語の中でどんどん成長していく主人公に惹かれました。
キレイ事だらけでしたが、それも含めて惹かれました。
"子ども"の持つ深淵も、表現されていました。
読み終わって、そういえばタイトル、「うつくしい子ども」なんだった、と
初めて気づきました。
社会的には「問題」とされている何か、誰にでもありますよね。
それを感じることが出来たのは、嬉しい。

昨今のマスコミに対する絶望感も、反発心も、嬉しかった。
世論や世間の対応の記述も。

"人の気持ちが分からない人間"
"人の気持ちが分かったような気がしている人間"
"人の気持ちに関心のない人間"
ほとんどの、或いは全ての人が上記にあてはまるのではないかと思います。
自分を含め。
ただ、別カテゴリーで、"人の気持ちを分かりたいと思う人間"もいますけれどね。

レポートやらなくてはいけないのに何やってるんだか・・・。
今日は徹夜です。神戸行く準備もしなきゃ。
こんな自分は昔は抑えられてたもので、最初は殺したいほど嫌いでしたが、
今はこんな事もあっていいのではないかと思ったりします。
by sentire | 2005-07-30 00:00 | ごほん。
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