村上龍の「すべての男は消耗品であるvol.2」を読みました。
しっかしすごいインパクトのあるタイトル・・・。 特に印象に残った文がありました。自分のためにメモ。 「自信というのは何によって成立しているのだろうか?<中略> 一番大切なのは、自分で自分を認め、それが一人よがりになっていないことだと思う」 「童心とかロマンを無知と低能と混同してはいけない」 「不安材料とたわむれることのできる奴、それが本当のタフネスなのだ」 「そもそもおばさんとは何か? おばさんは、安定している おばさんは、安住している おばさんは、安定化を図る おばさんは、他人に頼る おばさんは、平均化を好む おばさんは、他人の目を気にする おばさんは、自己主張をしない おばさんは、不労所得が大好きだ おばさんは、信念がない おばさんは、他人のオルガスムを嫌う おばさんは、無限に自分を偽ることができる おばさんは、自分を知らない おばさんは、必然的に、打算的だ おばさんは、オシャレができない おばさんには、勇気がないが、持続力はある おばさんは、自立していない おばさんは、そのことに気付いていない おばさんは、他人の自立を邪魔しようとする おばさんは、いつでもどこでも大声で喋る おばさんは、足が遅い おばさんは、行列が好きだ・・・」 私おばさんの定義結構あてはまってるようなー!Σ(T□T;) 歯に衣着せず文章を書く人ですね。断定が多い。だから腹が立ちます。 正直で、しかもその断定が一般論でなく、 「村上龍論」だということも分かって書かれてる文なので 文句は言えません。だから腹が立つ。(巻末の解説の大槻ケンジもそー書いてた) 共感する部分もあれば、激しく反発したくなる文もあり、 まあ読んでて面白かったです。 でもこれ読んでると、理性と道徳性で包んでしまっていた 自分の凶暴性とか冷徹性だとかが主張し始めます。コワイコワイ。
by sentire
| 2005-07-09 00:00
| ごほん。
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