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ごうきゅうするじゅんびはできていた。

江國 香織の「号泣する準備はできていた」を読みました。短編集です。
なんというか、読んで幸せになる類の本ではないのですが、
表現がとても自然で、物語の中に入り込む事が出来ました。
とても女性らしい表現で。好きです。憧れるのかな。
ストーリーは、あってないないようなものなので、「無意味だ」と言われればそれまでだけど。

主人公たちと自分をかさねるには私はまだ未熟で、
でも主人公が想いはせる過去は自分にも経験があって。
みらいに感じるだろうこと、むかし感じただろうこと、
いま、この本を読んで感じたことが、混乱するでなく、
ゆるやかにまじりあって、溶け込んでくるような。
そんな感覚になりました。
by sentire | 2004-12-19 00:00 | ごほん。
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